朝晩は冷え込むようになりましたが、
カラッとした天気は気持ちがよいです。
カラッとしているのは家にもよく、
長持ちする家の基本ではないでしょうか。
冬向きの家づくり
「つれづれなるままに」で始まる「徒然草」の中に、
「家は夏向きに造れ」という一文があります。
湿気の多い日本では風通しのよい家が向いていて、
風通しがよいと木材が空気に触れることになり、
湿気で蒸れなくてよいということかと思います。
その反面、風通しがよいままだと冬は寒いです。
近年の家づくりは冬向きになっています。
寒さ対策で断熱材を詰め込み気密を高くした家は、
冬でも快適な暮らしができるようになりました。
快適さと引き換えに日本の家は短命になっています。
その一因として考えられているのが、
家が蒸れやすくなったからといわれています。
家の蒸れ
最近の家の室内は柱が見えません。
大壁づくりといって壁の中に柱が隠れています。
内装にはビニールクロスを使うことが多く、
建物自体もビニールシートで覆ったりします。
気密を高くすることで、壁の中の空気は動きません。
空気が動かない壁の中に湿気がこもると、
蒸れたり腐ったりシロアリを呼ぶことになります。
接着剤で貼り合わせた合板も湿気に弱いです。
見えないところで知らないうちに木材が劣化すると、
気づいたときには手遅れで、建替することになります。
だから日本の住宅の寿命が26年となっているのです。
木材の劣化は耐震性能にも影響します。
新築当初は高い耐震性能であっても、
劣化してしまうと性能は下がります。
人間でいうと骨粗鬆症です。
長持ちする家
WB工法「呼吸する家」は壁の中に空気の通り道があります。
床下から入った空気が通気層を通って屋根から出ていきます。
通気層の中にある木材は常に空気に触れることになり、
蒸れたり腐ったりする心配がなくなります。
そのままでは冬寒くなってしまうため、
通気層の出入口をふさぎ、通気層を断熱層に変えます。
出入口の開閉は形状記憶合金の力で、
気温に応じて自動的に開閉するしくみになっています。
四季を通じて壁の中がカラッとしている家は、
湿気による蒸れ腐れの心配がなく長持ちします。
また、耐震性も維持できるので安心です。
長期の住宅ローンを組んでも長持ちする家は、
ローンが終わってもそのまま住むことができ、
子供世代にも残すこともできます。
長持ちする家は、かえってお得かもしれません。
長持ちする家づくり「呼吸する家」
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