【シックハウス症候群を防ぐ】

過ごしやすい気候になり空気が気持ちよいですね。
健康に過ごすには家の空気も大切と思いますが、
以前問題になった「シックハウス症候群」は、
少なくなったとはいえ、まだ気をつける必要があります。
今回は、それを防ぐ家づくりについてです。

シックハウス症候群とは
住宅に使われている建材や家具などの調度品には、
色々な化学物質が使われていて家の中で揮発します。
また、湿気が多いと細菌・カビ・ダニが繁殖します。
これらの影響などによる健康障害が、
「シックハウス症候群」と呼ばれています。

主な症状は、目のチカチカや鼻のムズムズ、喉がヒリヒリするなどから、
ぜん息や皮膚炎の悪化、頭痛やめまいという症状が出ることもあります。

シックハウス症候群の原因
すき間の多い家では冷暖房の効きが悪く、
現代の家づくりは省エネのため高気密になりました。
快適になった代わりに家の中に湿気がこもりカビ・ダニが発生します。
湿度が高いと化学物質が揮発しやすくなり、湿気に溶け込みます。
それらが充満した空気を吸い込むので、
シックハウス症候群になってしまうのです。

シックハウス症候群を防ぐ①
気密が高い家でシックハウス症候群にならないために、
建築材料の規制と換気設備が義務化されました。
H15年7月からはこれらの対策なしで家は建てられません。

まずは化学物質が少ない材料を使って家を建てること。
そして換気扇で化学物質を排出すること。
汚れた空気を外の空気と入れ換えることで、
化学物質が家に入り込んでも外に排出できます。

シックハウス症候群を防ぐ②
原因のもう一つは湿気。
湿気は生活の上で必ず出るものですが、
洗濯物の室内干しなどは気をつけたいです。
風通しを良くし換気しましょう。

また、ダニやダニの死がい・フンなどが、
アレルギー・ぜん息・結膜炎などを起こしたりしますので、
こまめに掃除したり、布団やカーペットなどを
お日さまに当てることも良いです。

これらの対策で共通なのは24時間換気システム。
名前どおりに24時間回し続けるのが大事です。
でも寒さや音の問題、電気代を気にして
止めてしまう方もいらっしゃるようです。

換気システムのいらない家づくり
弊社では「シックハウス症候群」を防ぐ家づくりとして、
WB工法「呼吸する家」をおすすめしています。

ほとんどの家はビニールクロスを使っていますが、
「呼吸する家」は湿気を通すコットンクロスを使います。
だから湿気が部屋の中から壁の中へ抜けます。
湿気に溶け込んだ化学物質や臭いの分子は、
湿気と一緒に壁の中の通気層を通って上昇し、
屋根などに取り付けた通気口から屋外へ排出されます。

そのしくみに電気などのエネルギーは使いません。
換気扇を回していなくても自然に空気がキレイになります。
湿気も化学物質も臭いまでも排出できて電気代ゼロ。
弊社では、そんな家づくりをしています。

「呼吸する家」詳しくはこちら → https://itobuild.co.jp/?page_id=3500