【24時間換気は止めてもいい?】

今や24時間換気システムは法律で義務化され、
取り付けないと建築できない時代です。
でも、24時間換気を止めてしまう方が多いと聞きます。

24時間換気は止めてもいいの?
電気代がもったいないから。
冬、冷たい空気が入ってくるから。

そんな理由で止めてしまう方がいらっしゃるようです。
でも、止めてもいいのでしょうか。

高気密住宅に住んでいる方は止めてはいけません。
なぜなら、止めると体調を崩すことになるかも知れません。
湿気がこもりカビが生え、ダニも発生します。
有害な化学物質は逃げ場がなく充満してしまいます。
アトピーや喘息などのアレルギーの原因にもなります。

24時間換気の必要性
そもそも24時間換気はなぜ義務化されたのか。

かつて、冬暖かい住宅を建てるため断熱材を充填し、
ビニールクロスや新建材の家づくりが多くなり、
昔のように通気性の良い家が少なくなりました。
その結果、室内に湿気がこもってしまい湿度が上昇。
湿度が高いと揮発しやすい化学物質が充満。
そんな悪い空気の室内環境で体調を崩す方が続出。
シックハウス症候群という問題が発生したのです。

それを防ぐために義務化されたのが24時間換気システム。
このシステムが住む人の健康を守る大事な装置なのです。
24時間止めないから24時間換気システムということです。

24時間換気のしくみ
24時間換気は、室内の空気を外の空気と入れ換えるのが目的。
計算上、2時間に1回のペースで入れ替えます。
外の新鮮な空気が入り、室内はいい空気になりますが、
冬は冷たく、夏は暑い外の空気が入ってくるということ。
それをまた温めたり冷やしたりする必要があります。

最近は熱交換式のシステムで、外気を直接入れずに済むのもあります。
でもその交換率はせいぜい50%くらいしか交換できないそうで、
やっはり冬は冷たく感じるかと思います。
また、熱交換式は価格が高価になる上メンテナンスも面倒です。

24時間換気がいらない家づくり
24時間換気を止めても良い家づくりがあります。
もちろん義務化されているので取り付けますが、
止めていても常に空気がキレイになる工法で建てる家が
「呼吸する家」という家づくりです。

ビニールクロスを使わないことで室内の湿気が壁などを抜け、
壁の中にある通気層を通って屋外へ排出されるしくみ。
また、化学物質や臭いの分子は湿気に溶け込む性質があり、
湿気と一緒に屋外へ排出され、クリーンな空気環境を保てます。
しかも、電気代はかからずメンテナンスの必要もありません。

アレルギーの心配のある方や子育て世代の方には、
とてもおすすめの家づくりと思います。
実際に家を建て体感されたお医者様もおすすめしています。
家づくりで空気環境はとても大事なことだと思います。

「呼吸する家」詳しくは → http://itobuild.co.jp/?page_id=3500
「呼吸する家」体感できます → http://itobuild.co.jp/?page_id=9871